用語の定義

防弾の技術に関して一部の用語の定義を解説します。
アーマー 銃弾やそれらの破片などから、自己の防御性能が不十分であるものを防御することを目的としたシールディング(保護)材料
着弾衝撃 銃弾もしくはその破片、あるいは空力的に発生する力などがターゲットをヒットしたときの衝撃の総和。銃口に近くても必ずしも最大破壊力にはならず、一般的には弾道が安定した直後が最大衝撃になるとされている。
貫 通 銃弾、銃弾の破片が防弾素材を通り抜けてくるだけではなく、防弾素材の背面が銃弾の衝突の衝撃により剥離してその破片が高速で衝突してきて人体を傷つけてしまう状態
貫 入 貫通しない場合でも、銃撃を受けた場合には部分的な銃弾の侵入が発生している状態
貫通はしていないが兆弾も発生させていない状態
小火器 直径(口径)が20mm(0.78インチ)以下で、銃弾をガスの圧力で発射することができるチューブタイプ(管状)の武器
小火器弾 直径(口径)が20mm(0.78インチ)以下の銃弾
飛翔弾頭(銃弾)、発射装薬、点火薬(雷管)、薬きょうが一まとめになっているもの
N I J National Institute of Justice = アメリカ司法省研究所
ここでは防弾規格の中心的な存在であるが、実際には他の様々な分野にける規格等も制定している
N I J 脅威レベル NIJが定めた、銃弾の脅威度を段階別に規定したもの ( 「NIJ スタンダードとは」を参照)
それぞれの脅威レベルの銃弾を耐弾することで、例えば 「 NIJ V 対応 」 といった表現をする

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