繊維で銃弾を阻止することとは

銃弾を繊維で阻止することとは、一見不思議な感じがするかもしれません。
現代の防弾技術は、飛んでくる銃弾を繊維で阻止する ( =耐弾する ) ということが主体になっています。
それでは、繊維がどのようにして銃弾を止めるのでしょうか?
防弾素材に衝突した直後の銃弾は大きな運動エネルギーにより、繊維を分断しながら隙間へ潜り込んでいきます。
同時に銃弾自身には崩壊が始まります。
運動エネルギーの喪失が続くと、ある時点でそれ以上繊維を分断することも潜り込んでいくこともできなくなります。
すると、その段階で銃弾の侵入は止まり、銃弾自身の崩壊が一気に進行して急激に変形します。
そこで防弾のプロセスが完了します。
スペクトラ繊維のNIJレベルVAの試験体の実験結果を資料にしてあります。

■ 繊維主体の防弾素材が銃弾を止めるプロセス(概念) PDFファイル / 2ページ / 309kb

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