DSP-83 (貿易規制品の許可申請手続き)

アメリカ国内で生産された軍需品で、ある特定の範疇のものはアメリカ国外へ持ち出すこと ( 輸出 ) に関して厳格な法律の下に置かれて管理されています。防弾関連の製品や素材の場合、NIJ脅威レベルⅢ以上の対応品はアメリカ国外へ勝手に輸出することはできません。このような規制をうけている製品を日本へ輸入する場合は相応の申請手続きが必要になります。貿易業務手続の付加事項に DSP-83 という申請書式が存在します。
商流に関わる会社等はあらかじめ登録されていないとこの申請書式に記入する立場にはなれません。さらにエンドユーザーまで確認されることになっており、原則、警察官・海上保安官・自衛官のような政府機関等の公的な立場の人のみが該当します。
要するにアメリカ製の製品で、NIJ脅威レベルⅢA以下のものは規制を受けませんが、NIJ脅威レベルⅢ以上のものはそのエンドユーザーまでアメリカ政府の監視・管理下におかれることになります。
DSP-83 の書式と記入要領 英語版(PDF)
DSP-83 の書式と記入要領 日本語対訳版(PDF) Password保護
DSP-83根拠1
PART 123—LICENSES FOR THE EXPORT OF DEFENSE ARTICLES
http://www.pmddtc.state.gov/regulations_laws/documents/official_itar/ITAR_Part_123.pdf
DSP-83根拠2
PART 124—AGREEMENTS, OFFSHORE PROCUREMENT AND OTHER DEFENSE SERVICES
http://www.pmddtc.state.gov/regulations_laws/documents/official_itar/ITAR_Part_124.pdf
DSP-83根拠3
PART 125—LICENSES FOR THE EXPORT OF TECHNICAL DATA AND CLASSIFIED DEFENSE ARTICLES SERVICES
http://www.pmddtc.state.gov/regulations_laws/documents/official_itar/ITAR_Part_125.pdf

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