ISPA (International Sail & Power Association) | |||||||||||||
|
|||||||||||||
ISPAとは、カナダのバンクーバーに本部を置くNPO法人です。 その目指すところは、プレジャーボートのより実践的な運用技術を体系的に確立することで、それぞれの段階やスキルに合わせて様々な教育システムが構成されています。 |
|||||||||||||
もっとも興味深いのは、海や船のことをまったく知らない未経験者でも1週間程度のカリキュラムを履修することで、30フィートクラスのセイリング・クルーザーを二人でハンドリングできるまでの基本的な知識と技術を理解・体得できることです。このように高い効率の体系化されたシステムは今まであまり存在していないと思います。 私は1970年頃から海と船に触れはじめて、海上自衛官時代は潜水艦職域で勤務した際には艦内での技術指導もしたことがありましたが、「知っている」ということと「人に教える」ということはまったく別次元であることは痛感していました。その点、ISPAの教育システムはなかなかよく構成されています。 私事ですが、2005年に防衛大学校ヨット部のコーチングの依頼があったとき、現役の海上自衛官でもなければ、船乗り、あるいはヨット経歴者としての履歴が充分であるとは言えませんでした。 ただし学生の指導に際して無資格ではいけないと考えまして、ISPAのインストラクター資格を取得しました。 私のインストラクター資格では、コンピテント・クルーとディ・スキッパーのサーティフィケーションを発行できます。 このカリキュラムに基づいた日本国内でのスクーリングは横浜ベイサイドマリーナ等で実施されています。 ISPA関連のURLは以下のようになります。
さて面白いことに、ISPAスクーリングを履修された方々の間にはいわゆる同窓会のような楽しいネットワークができています。お互いの船を訪問しあったり、どこかの港でランデブーしてパーティをやったり、レースに参加したり、さらには自ら船のオーナーになって自分自身のマリンライフを創造していかれる人も多数いらっしゃいます。 それはISPAという知的な基盤があるから実現可能だともいえます。 それほどまでに、ISPAはその人のマリンライフを様々な面から支えてくれています。 |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
■ HOME (メニューページが開いていない場合は、ここをクリックしてください) |