海事法規

例えば、どんな大きさの船でもかまいません。
船に乗って岸から離れて沖に向かっているとしましょう。
それが海だったら、その水面は世界中につながっています。
その海では10万トンをはるかに超える大型船がいたり、時速100km/hにも迫るような高速の船がいたり、風で走るセイリングボートもいれば、漁船もいますし、海底を掘り下げている浚渫船もいますし、特殊なものでは潜水艦や着水できる飛行機も水面にいるときは船とみなされます。このような船舶が同じステージに存在するわけですから、厳密な交通ルールがないと衝突事故は避けられません。
さらに国ごとにルールが異なってしまうと意味がありませんので、国際ルール(国際法)でないといけません。
日本で制定されている「海上衝突予防法」は国際法に準拠して制定された法律です。
そして、乗っている船がどんなに小さくても、世界共通の交通ルールに従って運航されないといけないことになりますから、船の運航責任者である「船長」は、自分の業務に責任を持てるだけの最低限の法律上の知識は当然理解しておくことが求められます。

以下に基本的な3つの法律を掲載しました。この法律自体はWEB上どこにでも掲載されているので、特にここのものが目新しいものではありませんが、一部注釈を加えた部分がオリジナルになります。

1. 海上衝突予防法 (国際法に準拠して制定された一般的な法律) PDF 972KB 48ページ
2. 海上交通安全法 (地域特性に合わせて制定された国内法) (編集中) PDF 1,030KB 40ページ
3. 港則法 (港湾環境に合わせて制定された国内法) (編集中) PDF KB ページ

■ HOME (メニューページが開いていない場合は、ここをクリックしてください)